ビジネス課題
Tetra Pak社は、乳製品、飲料、チーズ、アイスクリーム、加工食品などの食品と飲料製品を、世界中の何百万人もの人々に提供する加工・パッケージング企業です。1943年に設立されたTetra Pak社は、25,000人以上の従業員を擁し、160カ国以上に製品を販売しています。
同社の目標は、2030年までにカーボンニュートラルになることです。つまり、事業や製品のサステナビリティを向上させるとともに、ルート、モード、ロードの最適化を通じて、広大なグローバル・ロジスティクス・オペレーションを改善することを意味します。同社はこれまで、物流とサプライチェーン機能を管理するために複数の輸送管理システムと手作業に頼っていましたが、オペレーションの最適化に必要な可視性を欠いていました。
Tetra Pak社は、物流機能の向上、効率化、リアルタイムでの出荷予測、グローバル規模での連携などを目的に、輸送管理システムを1社に集約することを検討していました。
オラクルのおかげで、支出や環境への影響、荷物量、輸送会社の管理、さらには物流業者とのやり取りを簡単に把握することができます。
Tetra Pak社がオラクルを選んだ理由
Tetra Pak社は、広範囲にわたるリサーチと複数の主要な輸送管理ソリューション・プロバイダーとのミーティングを行った結果、Oracle Transportation Management Cloud を選択しました。「オラクルは、この分野での当社の成長を支えてくれる、よきパートナーになるだろうと思いました。彼らは、最高の仕事をしています」と、Tetra Pak社のグローバル統合ロジスティクス・ディレクター、Ewonne Lennartsson氏は言います。
結果
Tetra Pak社は、オラクルのテクノロジーを利用して、ロジスティクスとサプライチェーンのプロセスの多くを標準化し、自動化しました。同社は現在、サプライチェーン全体を可視化し、リアルタイムで出荷を綿密に追跡・モニタリングし、リソースをより効果的かつ効率的に管理し、あらゆる段階で在庫やストックをより適切に追跡し、社内ワークフローを簡素化・効率化することができるようになったのです。
また、Oracle Transportation Management Cloudにより、出荷の予測追跡が可能になり、顧客満足度も向上しました。Tetra Pak社は、すでにネット・プロモーター・スコア(NPS:顧客が企業を推薦する可能性を評価する市場調査指標)が向上していることを確認しました。Lennartsson氏は、「可視性が向上し、プロアクティブな追跡が可能になったことで、顧客から好評を得ています」と述べています。
Tetra Pak社は、ロジスティクスとサプライチェーン業務の可視性を高めることで、運送を統合して車両の稼働率とルート計画を改善し、環境への影響を軽減することができると考えています。また、効率性と生産性の向上により、コストを削減し、担当者が顧客対応により多くの時間を割くことができるようになります。
パートナー
Tetra Pak社は、Oracle Cloudへの移行において、パートナーであるInspirage社と協力しました。